2010年02月08日

大正ロマンの文化人形

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東京新聞によると、大正時代から昭和三十年代にかけて少女たちが抱っこして親しんだ布製の「文化人形」が人気を集めているそうです。

文化人形は、明治から大正にかけて日本に輸入された西洋人形を模して作られたものだそうで、オークションサイトでは大正や昭和初期に作られた文化人形は一万円以上の高値で取引されているんだそう。

そう言えば、子供の頃に見たような記憶があるようなないような。

リカちゃん人形も、バービー人形もまだ無かった時代に、日本の女の子たちは文化人形で遊んでいたんですね。

その文化人形が、今の時代に人気(検索するとたくさん出てきますね)なのはどうしてなんでしょう?

大正ロマンの着物が人気なのと、どこか共通するものがあるのかもしれません。

ちなみに、文化人形の「文化」は、「新しい」という意味のはやり言葉で、他に文化包丁、文化住宅、文化なべというのもありますね。
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2009年07月01日

アンティーク着物に見るアール・ヌーヴォーとアール・デコ

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(アール・ヌーヴォー的デザインのアンティーク着物)

アール・ヌーヴォーとアール・デコ。美術とかデザインにあまり興味がない人でも、その名前は聞いたことがあると思います。

アール・ヌーヴォーはフランス語で「新しい芸術」という意味で、19世紀末から20世紀初頭(明治末期から大正初期)に流行した新しい装飾芸術を言います。日本美術の影響を強く受けているとも言われています。(発祥地であるフランス ロレーヌ地方のナンシーに住んでいた日本人留学生の高島得三(北海)の影響とも言われる)。デザイン的な特徴は曲線と植物などの模様が多様されていること。

アール・ヌーヴォーを代表する芸術としては有名なガウディの建築、そしてエミール・ガレルイス・C・ティファニーによるガラス工芸品などなど。

ヨーロッパで起こったアール・ヌーヴォーという新しい芸術の動きは、少し遅れて日本にも興ります。それが「大正ロマン」と呼ばれるものです。

大正期の着物のデザインには、曲線的なアール・ヌーヴォーの影響が強く見られます。
この記事の上の写真、アトリエ理のS竹さんが着ているアンティーク着物は、アール・ヌーヴォー調のデザインです。

同じアンティーク着物でも、下の写真、同じくアトリエ理のT田さんが着てる着物の柄は、アール・デコ調です。

アールデコ.jpg

アール・デコは、アール・ヌーヴォーの流行に続いて、ヨーロッパやアメリカを中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行したデザイン様式で、機械文明を肯定し、幾何学的形態と機能美を特徴としています。

アンティーク着物でも昭和初期の着物には、このアール・デコの幾何学的デザインがよく見られます。

アール・ヌーヴォー、アール・デコ。
好みは様々ですが、どの様式のアンティーク着物も、加賀市大聖寺のアトリエ理でたくさん扱っています。

そして、下のノートは、Anteアトリエ理の共同開発のAnte Fabricaシリーズのノートたち。
大正ロマン、昭和モダンのアール・ヌーヴォー、アール・デコデ様式のアンティーク着物の貴重な古布を使ったステーショナリーです。

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※Ante(アンテ)が発売する、金沢の地サイダー、金沢湯涌サイダー「柚子小町」のお買い求めは、Ante Shopへ。
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2009年06月18日

アンティーク着物で金沢散歩

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6月の半ばを過ぎて初夏の日差しがまぶしく感じるこの頃。
夏用のアンティーク着物で、情緒たっぷりの金沢の町を散歩しました。
登場するのは、おなじみのアトリエ理の着物美人、二人。
Tさんは、大正時代の絽(搦(からみ)織の一種で、たて糸の搦みで透ける織り物)の着物。アートしてます。
Sさんは、昭和初期の雲に露草の単衣の着物。似合いますなあ。

上の写真は、東山にある有名な経田屋米穀店(国の有形登録文化財)。白地の暖簾がとても印象的です。

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金沢の有名な観光スポットの一つ、ひがし茶屋街。夕方だったので観光客もまばらで、静かな時が流れていました。

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この駄菓子屋さん、好きです。こういう店が町の風景に味を出してくれます。

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この辺りは、迷路のように細い道が入り組んでいて、不思議な感じを覚えます。
写真左に見える、「ゴーシュ」の看板。ゴーシュは築150年以上の元置屋をカフェとして利用しているお店です。ちなみに、店名は宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」からとったそうです。

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浅野川大橋を渡って、主計町へ。有名な「暗がり坂」です。

金沢散歩6.jpg
浅野川大橋の下流にある、白木作りの歩行者専用の橋、中の橋。
昔は、橋を渡るごとに一文支払ったことから、別名「一文橋」とも言われたそうです。向こうに見えるのは浅野川大橋。美しいアーチ型が大正ロマンを伝える浅野川大橋は、歴史的な価値を有するとして国の登録有形文化財に指定されています。




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2009年06月13日

斬新な柄とポップな色使いの銘仙

丸模様.jpg

アトリエ理にある銘仙の着物。
(写真は意図的にぶらして撮影しています)
現代アートや洋服のセンスに通じる斬新な柄とポップな色使い。

明治期の銘仙は、比較的地味な模様だったようですが、大正期の模様銘仙には曲線的なアールヌーボーの影響が、昭和に入ると直線的で幾何学的なアールデコの影響がはっきりと見られるようになります。

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(アトリエ理の銘仙のほんの一部)


とにかく、銘仙というのは当時、大人気だったようで、「ほぼ日刊イト新聞」によると、大正の後期から
昭和の何年かまでの10年間の統計で、銘仙が1億反も売れたそうです。1億反とは想像を絶する数ですね!

さて、この銘仙のデザインはいったい誰がしたものなのでしょう?

どうも銘仙の産地は、デザインを百貨店のデザイナーから仕入れていたようです。百貨店が目玉商品として銘仙を売るために、売れるデザインを産地に渡し、売れ筋を見極めながら、次々と新しいデザインの銘仙が生産されたようです。

1920年代に都市へと進出した百貨店は、大衆を惹きつける商品としてデザイン性が高い銘仙に注目していたようです。百貨店では銘仙特売会の頻繁に開催し、一般大衆を惹きつけようとしました。この特売会が、銘仙と大衆を結びつけることとなり、銘仙の爆発的とも言える流行を生み出す大きな背景となったことは間違いないようです。
百貨店の大衆化の過程は、一般的には、百貨店の前進となる呉服屋が伝統的に扱ってきた和装部門が高価で大量販売に向かない商品なので、食料品や雑貨など製品の種類を増加させることで百貨店の大衆化が進展したと説明されてきましたが、伝統的な和装部門においても特売会を通じて大量販売を仕掛け大衆を惹きつけようとしていたことがわかります。

百貨店のデザイナーは、外国の雑誌や洋服、カーテンの図案などを参考にしたのでしょう。

ちなみに、大正ロマンを代表する画家であり、日本のグラフィックデザイナーの先駆けである竹久夢二は、銘仙の派手なテキスタイルデザインに関して、新聞のインタビューで次のように述べています。

民衆の好む新奇をねらひ外国雑誌の図案や色調をソックリそのまま着物に利用して居るから新し好みの人は外国人の足にする敷物やカーテンを着て居る様なものだ―私は思ふ、古いものの中に一番新しいものがあることを、そしてその土地のローカルカラーをガッチリだしたものが要求される時代のくることを。(昭和六年五月三日 東京朝日新聞群馬版)


いずれにしても、銘仙のポップな色柄は、今の目で見ても新鮮で楽しいものです。

ちなみに銘仙にはいくつかの産地がありますが、とくに面白い、大胆な柄は足利銘仙が多いそうです。

アトリエ理には、様々な色柄の銘仙がたくさんあります。
それが驚くほど安い!
興味がある方は、一度お出かけください。

アンティーク着物の魅力を映像でどうぞ!




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2009年06月06日

大正ロマンの着物の魅力

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アトリエ理のアンティーク着物を着たアトリエ理の美人さん。

大正ロマンの着物というのは、かろやかで、鮮やかで、大胆で。

比較的景気の良かった大正時代は、リベラリズムやロマンチシズムとともに、アール・デコや西洋モダニズムの影響を受けた芸術や文化が生まれ、
それは着物のデザインにも表れています。

Anteでは、アトリエ理と共同で、大正ロマンの着物生地を使った雑貨を企画中です。
発売まで、もうしばらくお待ちください。


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